・ネットでおいしいラーメン店を探し、タクシーでススキノへ。運転手にラーメン屋の名を告げると、ラーメン横丁の隣だが、通が好む店だという。
・行列に並ぶことを覚悟していたが、6時少し前だったせいか、意外にも、店には客はなし。暖簾の店名(ラーメン信月)を確認して入る。娘と孫は、この店一押しの塩ラーメンを注文。私は醤油ラーメンを頼む。
・初めて入るラーメン屋では、一番シンプルで安い、醤油ラーメンを頼むのを自分の信条としている。ゴテゴテと色んなものが入っているラーメンは邪道だし、その店の真の実力もわからない。
・ラーメンの出来上がりを待っているうちに、続々とお客が入ってくる。観光客でなく、地元の常連客風な人ばかりだ。みな、塩ラーメン系を頼んでいる。
・少し不安になったが、運ばれてきた醤油ラーメンは美味しかった。汁があっさりしているものの奥深いコクがある。麺は小生好みの縮れ細麺だ。大きな麩が入っていて、これに汁がしみこんでいるので、汁の真価がわかる。
・ちなみに、これまで食べたラーメンで一番美味しかったのは、福島県白河の醤油ラーメンだ。地元の人に連れていってもらった店だが、店名は失念した、確か池のある公園の近くだったとうろ覚えている。夕方だったが、学校帰りの高校生がたくさん同席していた。夜は居酒屋にもなるといっていた小さな店だった。ここの、縮れ細麺醤油ラーメンが絶品。
・ラーメン信月の醤油ラーメンはこれに次ぐ2番手だ。
・隣に座ったラーメンというより麺類全般が好きな孫は、塩ラーメンを食べながら美味しいといって、完食した。
・同時に頼んだ餃子は、不味くも無く、さりとて格別美味くも無い普通の味だった。
・ラーメン屋を出ると、道向かいに「Bar Ba」なる看板あり。「立ち飲みです どうぞどうぞ」ののぼり旗が出ている。開店準備で掃除をしていたママらしき女性は看板にたがわず婆であった。孫と同行なのでそのまま帰ったが気になる看板の店ではある。