一時は廃園も検討されたという河津ガバテル公園。3年ぶりに訪れた。美味しかったスパゲテイを出す食堂が廃止されていたが、無料エリアが設けられたり、苗売り場が拡充されたり、カーネーション温室が新設されたりの合理化措置がなされ、存続されていた。入場料は大人1000円。以前はもう少し高かった気がする。園内のバラが年々成長しているせいか、見頃を迎えたメインのバラ園広場はより豪勢に見えた。時折吹く、強い風にバラの花びらが舞い、ふくいくとした香りが鼻をくすぐる。初夏の空はどこまでも青く晴れ渡り、わずかに残るスジ雲とあいまってバラの色を引き立てる。今期で閉園が決まっている同町の花菖蒲園は、今後、こちらの園に一部花菖蒲コーナーを設けて対応するようだ。バラ園は、河津町の3大観光花(河津桜、花菖蒲、カーネーション)のうち2つを包含することになった。
バラ園の帰りに必ず寄っていた国民宿舎「かわづ」が閉館となり、日帰り温泉も入れなくなったのがかえすがえすも残念だ。ここの日帰り湯は伊豆で最も好きだったのに。なんとか、温泉だけでも再開してもらいたいものだ。