ヒヨドリが
食べごろ教える
みかん狩り
友人のみかん畑にて、青島みかんの収穫を手伝う。天辺付近のみかんにはヒヨドリやメジロがついばんだ穴があいているものが多い。完熟したころを見計らってやってくるのだそうだ。ついばまれたみかんが多い木はきまって甘く、ほどよい酸味が残り、ジューシーだ。彼のこだわりは、木で完熟させて収穫することである。手伝い賃かわりに大量のみかんをいただいた。上着を一枚ずつ脱ぎすてる穏やかな気候にみかんが似合う。前景には、波穏やかな海が見える。渡り鳥のヒヨドリが、最近、常住しているらしい。ヒヨドリにとって楽園なのだろう。