霊園を
墓誌読み読み
駅に行く
(勝爺)
・自宅から、西武新宿線玉川上水駅へは、駅前に広がる立正佼成会霊園の中を横切るのが最短のルートだ。
・ここを通る時、つい、墓誌を読んでしまう。最近刻まれた墓誌には高齢者が多いが、昭和の時代のものは50歳台が一番多い。人生50年と言われていた時代だ。そうしてみると、妻が55歳で亡くなったのは、けして早すぎたわけではなかったのだと、一人合点する。
・小雨が降る中、午前中、妻の墓参りに行った。誰が参ったのか、手向けたばかりの花とおーいお茶の缶が供えてあった。なくなって9年目を迎え、吾より訪れる人がほとんどなかった今日この頃であったが、1人でも忘れずにいた友が残っていたことに感謝。その花に加えていつものバラの花を添えた。線香に火が着かない。持ってきたライターのガスが切れていたのだ。焼香を省いて、4人目の孫が無事産まれたことを報告する。
妻の墓
誰来たるか
花とお茶
(勝爺)