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眩暈(めまい)

春風や巣ごもり続く眩暈かな 

1790

飲み屋で倒れ、家に戻るタクシー内で嘔吐、下車したものの眩暈(めまい)がして、足に力が入らずその場に座り込んだ。救急搬送された市民病院でCT、レントゲン、MRI検査等をした後、そのまま入院。4日間入院したもののめまい症状が改善されないため、再度のMRI検査をするも、脳には異常を発見できず、脳梗塞・脳溢血の心配はなくなったので、退院することになった。退院後、地元の耳鼻咽喉科にて「良性発作性頭位めまい」と診断された。同病院には同じ症状で10年前に通院したことがある。
先生曰く、「内耳は蝸牛という音を解析する部分と半規管というバランスを司る部分に分けられる。この蝸牛と半規管の間に前庭という場所があり、中に耳石というカルシュウムの結石が詰まっている場所がある。この耳石がはがれて半規管の中に入り込むと、頭を動かすたびに半規管中を転がり、半規管の中の有毛細胞という神経を刺激して、めまいを起こす。」のだという。唯一有効な治療は半規管の中に入り込んだ耳石を追い出す体操(理学療法)を1日3回~5回行うことだとし、ビデオでそのやりかたを覚えて、帰宅。薬は2種類処方されたが、これらは乗り物酔い止めのようなものなので、飲み忘れてもいいが、体操は欠かさずやるよう指示された。
倒れてから約3週間、季節はいつのまにかすっかり春となり、我が家のベランダからみる風景もすっかり緑に代わっている。めまい症状は幾分改善されたものの、家の中での巣ごもり状態で、歩くことが激減したせいか、持病の痛風が発症、巣ごもりが続くことにあいなった。この間、酒も飲んでいないので、さぞや肝機能が改善されているものと、勝手に思いこんでいる。まあ、脳の病気でなくて良かったと前向きに考えている今日この頃だ。みなさまにご心配かけて申し訳ありません、また、お見舞いありがとうございます。お見舞いの返礼が無い場合は、痴ほうが進んだものとご理解ください。


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