春宴(はるうたげ)
母の歴史の
紬かな
(まどか)
photo by KJ
<紬(つむぎ)とは蚕〔かいこ〕の繭〔まゆ〕から糸を取り出し、より(ひねり)をかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物のことです。紬は織物の中で最も渋く、深い味わいを持つ着物で、着物通の人が好む織物と言われています。世界一緻密な織物とも言われ、最近では普段着としての着物からおしゃれ着へと変化を遂げつつあります。
紬とは糸の段階で色々な色に染められ、その糸を組み合わせて織り上げていく着物の事です。昔は紬を日常着として使っていたため、その土地その土地の風土に合った、様々な織物があります。(代表的なものでは大島紬、結城紬、紅花紬などがあります。)>(日本文化いろは事典・着物のかわちや・和装deグルメ)