山里の 枯れ木を飾る ウメモドキ (勝爺) ・葉が落ちて木の枝だけになると、梅もどきが目に付く。 ・ワラビもそうだが、葉が出てくると、あすこにここにもこんなにあったのかと気づき、来春には、ここに採りにこようと思うのだが、場所がわからない。 ・梅もどきも、まったく同じで、こんどは地図を書いておこうと思うが書いたためしがない。 ・今年は、大きな木を4箇所で見つけた(そのうちの1箇所は、昨年から分かっていた)。 ・地図では、誰にでも分かってしまうので、自分だけに分かる暗号とする。 1)橋 2)桜の木 3)鶏 4)石垣 ・今年は、梅もどきのなり年だったのかもしれないが、昨年より多く見つけることができた。 ・産直市場などにも、暮れになると、誰が採ってきたのか、必ず売りに出される。それが、思ったより高額なのだ。山奥に入らなければ採ることが出来ない珍重なものだから高いと思っていたが、さにあらず、大仁地区や修善寺地区の川縁に容易に散見できる。でも、前述したように、木々が葉を落とし、梅もどきが殻を破って赤い実を出現させなければ容易に見つからない。 ・高枝切り挟みで採ったが、高いところは、届かない。木に登ればいいのだが、最近、木登りはきつくなった。一昨年、竹の子採りにいって、滑って命を落とした知人のことが頭をよぎり、冒険を自粛している。 ・採った梅もどきのいくばくかは、親戚・友人などのも贈ったり、分けたりしたが、枝振りが良くて実が大きく、実付きのいいものは、我が家の壁に吊るしている。 ・かくて、我が家の壁は、1年間、ウメモドキが占領する。 ・モドキといえば、がんもどき(雁擬き)。精進料理で雁の肉の代用品として作られたという説がある。雁の肉のような~という意。 ・梅もどきはどこが梅に似ているのかと、調べて見ると、花や葉が梅に似ているのだそうな。 ・近所のAさん家の生垣に梅もどきがあるので、今度、花が咲くころに、観察してみよう。 ・ベランダの餌場にもウメモドキを吊るしているが、メジロが実をついばみに来る。でも、メジロには実が大きすぎるのか、食べることは出来ない。 ・今年、餌場に、ヒヨドリの姿をまったく見ることがない。ヒヨドリが離れたスキにメジロが訪れるのが常だが、今年の餌場はメジロの天下だ。ヒヨドリが来ないので、エサとして供した半裁のミカンがなかなか減らない。 ・修善寺の師匠曰く「今年はヒヨドリが激減している」。野生の動物は激減する年がママあるという。ヒヨドリがそういう年周りになっているという。自然界では増えすぎると、病気などで淘汰され、適正規模に戻ることがあるのだそうだ。 ・人間社会ではどうなのだろうか?大きな戦争が少なくなると、大きな自然災害が起こるのだろうか? ・自然の秩序とは・・・・・・。人間が長生きしすぎる問題とは・・・・・ ・今年は、あまり、物事を深く考えすぎず、沢田研二の「時の過ぎ行くママに~」のごとく、自然のママに過ごしたいものだ。 ・そういえば、この曲を携帯の呼び出しに入れていた武蔵村山のスナックのママは店を閉めてどこへいったのやら・・・・ 2012-01-04(散歩見聞録)