あれほど元気で柔らかな緑色の葉を茂らせていた水菜がナノクロ虫の大量襲撃に会い、見るも無残な姿になってしまった。
ナノクロムシはカブラハバチの幼虫で、発芽直後の双葉の裏に産卵する。しかるに発生するや取っても取っても湧き出すごとくに出現して葉を食い荒らす。ピンセットで取ろうとカラダに触れるやいなやクルッと丸まって落ちて動かない。黒い小さな虫が丸まってさらに小さくなり微動だにしないものだから、土と化して、老眼では見つけにくい。次善の策は、軍手をはめて、虫を直接挟み潰すのだが、きりがない。数日すると、諦めて、葉脈だけ残った野菜を全て引き抜き、新たに種を蒔くハメになる。
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