中国健康体操仲間で話題に上った山あいの枝垂れ桜を見に出かける。おおよその場所は聞いていたが、案内看板もなく、不安になりながら曲がりくねった細道を登る。途中にやっと標識に出会う。右に折れると山伏峠、左に折れると、目指す「中野かじかわ公園」。しばらく走るとところどころに枝垂れ桜があるものの公園のようではない。さらに登って少し下るとみかん畑の間に枝垂れ桜の群生が現れる。小雨交じりのこの日、ここを訪れる人は我々のほかに無く、枝垂れ桜と山桜そして山吹のおりなすハーモニーにしばし酔う。
帰路は自動車がすれ違えないほど狭い道を海に向け恐る恐る降りた。桜は年々大きく成長する。ここの桜がいつまでも人知れずひっそりと咲いていることを願う。ネットで調べても、この公園までの案内図は出ていなかったので小生も、案内図の表示は割愛する。