青字:生徒(勝爺)
茶字:先生(青村豆十郎)
課題4-5-2(再提出)
「信濃なる千曲の川の細石も君し踏みてば玉と拾はむ」 この歌について調べ、現代語訳狂歌を仕立てましょう。
川行きて かわいい君に 文遣りて 石を踏みやり 意思をたずぬる
この課題はギブアップです。
先生の模範句を楽しみにしてます。
(青村豆十郎)
朝から提出ありがとうございます。早速、添削……
まず、しっかり掛詞として使うと言ったのは、「可愛い」と「
「信濃路の 川行き(可愛ゆき)君が 踏む石の 裏の虫など 吾は見ぬふり」
本歌「信濃なる千曲の川の細石も君し踏みてば玉と拾はむ」
文語文法の解説で「つ」は「ちゃう」「ちゃった」、「ぬ」は「
それを踏まえて狂歌的に訳すならば「
もっと、情念を表に深めて狂歌とするならば「君が夜に 吾を縛りて 踏みしだく 玉の痛みを 愛と感じて」のような作ができます。
では、次の課題です。
課題4-6口語訳狂歌(落語)
1,落語の中(マクラも含め)に使われる狂歌を探して、簡単に解説してください。
(勝爺)
掛取り万歳」三遊亭圓生
<店子>
なにもかもありたけ質に置炬燵かかろう縞の布団だになし
貧乏の棒も次第に長くなり振り回されぬ年の暮れかな
貧乏をすればくやしや裾綿の下から出ても人に踏まるる
貧乏をすれどこの家に風情あり質の流れに借金の山
・掛取りに来た狂歌好きな大家に、支払えないことを狂歌で返答、これに対し、大家も狂歌で応え、あきらめて帰る。
<大家>
貸しはやる借りは取らるる世の中になにとて大家つれなかるらん
狂歌に凝るのもムダではないという、狂歌がふんだんに盛り込まれた落語です。
マクラで、「狂歌をどこで覚えたか?寄席だ。」といっているのもおもしろい。
田舎に引っ込んで、しばらく落語を聞きにいってないなあ~。上野に住んでいる、友人から、家内に先立たれてサビシイとの電話があったので、近いうちに、上京し、一緒に寄席でも行こうかと思っています。
(青村豆十郎)
さて、寄席は大変良い物ですし、
例えば「
実は『菅原伝授手習鑑』に登場する「梅は飛び 桜は枯るる世の中に 何とて松のつれなかるらん」という有名な歌があり、
では、次の課題です。今回は調べて頂いた落語に登場する狂歌を参考に「
言い訳の内容は自由です。