ブロッコリーなど花芽野菜の時期も過ぎ、露地栽培の畑には、この時期、葱やレタスなど一部を除いてほとんど収穫するものがない端境期である。春先に蒔いた野菜の芽もやっと双葉が開いた程度だ。
そんな中、畑の畝の間に芹(セリ)が新鮮な葉を伸ばしている。数年前、田芹採りにいった時に残りの一部を畑に植えたのが、地下茎を伸ばし増えていったものだ。芹は卵とじ、ごまよごし、おひたしなどで食す。
先日も、山蕗と磯蕗(イソブキ)を採取して、畑の隅に植えた。我が畑は徐々に野菜畑ならぬ野草畑に変りつつある。それにしても、野草の生命力は強い。文字通り無農薬・無肥料・無起耕・手入れなし、踏まれても、他の雑草に取り囲まれても、立派に育つ。芹のごとく元気に過ごしたいものだ。
(大仁ふるさと農園日誌)