春深し無釘築城坤櫓

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駿府城の坤櫓、樹齢100年を超える太い柱（杉、檜）を載せただけで地震にも強い築城技術を見ることができる。接合部にも釘（金物）を一本も使わず、継ぎ手や仕口といった伝統的な築城技術で平成26年に復元されており、建築学の学徒はもとより一般の城好きには必見の場所である。坤（ひつじさる・東西）の方角に位置する櫓（やぐら）であることから坤櫓と呼ばれる。敵からの守りの要所であるのはもちろん、武器庫としての役割もあった。