摘む人もなき土筆らが土手に満つ
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昔は春の摘み草からできた総菜が食卓にならんだものだ。ヨモギ、タンポポ、ツクシ、ハコベ、イタドリ等々。でも今は採る人もなく土手で伸び伸びとはえている。若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血作用があり、痛みを和らげるのに役立つ「痛み取り」が転訛して名付けられたという。戦時中、タバコの葉が不足した時に代用葉としてタバコに混ぜたという。シケモクの方がいいと思うが。インドや東南アジアでは、イタドリの葉を巻いたものを葉巻の代用とするとwikipediaに記してあるがどんな味がするのかしら。昔の映画にはやたらと喫煙のシーンが出てくるが、昨今の嫌煙の風潮でタバコ吸い人は居所を追われている。まだ、田舎の飲み屋では騒ぐものはあまりいない。私も40の時にやめたが、余命もわずかとなったので、また吸い始めようかと思い、何度か口にしたが、おいしく感じなかった、どうしてだろう。