青字:生徒(勝爺)
茶字:先生(青村豆十郎)
2-4の課題 諺を用いて狂歌を詠む 添削
出来るなら 巡り会いたし 深情け 悪女オッケー 善女なおよし
「深情け」という語は狂歌にしか使わない語の典型ですね。正当派な和歌や短歌ではこうした 猥雑さを嫌います。
姿(構造)も整っています。七七の対句調と「深情け」が要に来ている事が良いのですね。
初句は「出来るなら」でも良いですが、「男なら」の方が普遍的な感じが出せてより映えます。
男なら 巡り会いたし 深情け 悪女オッケー 善女なおよし
色気より 食い気がはやる ギャル友は 固いものほど よく食いたがる
「色気より食い気」に、更なる破礼(エロチック)を匂わせて良い仕上がりです。
「食い気が逸る」よりも「食い気と言える」として諺をギャル友の台詞として使った方が雰囲気が良いかもしれません。
色気より 食い気と言える ギャル友は 固いものほど よく食いたがる
英雄の 好きなるものは 色金名誉 我に縁無き ものばかりなり
これは出来があまりよろしくない。多くの者が持つ気持ちであっても言わずもがなの事を言うのは「穿ち」ではありません。