ケールの葉に青虫がたかり、すだれ状の葉が残る。朝一番にやる仕事は、ピンセットで青虫を採り、小鳥に餌としてやることだ。毛虫にはあれほど反応してすぐに飛びついたのに、青虫はイマイチ好きではないようだが、しばらくすると食べて無くなっている。
ケールにとって、葉を食い荒らす青虫よりも、葉ごともぎ取る人間の方が害があるのかもしれない。
青虫は葉芽まで食い尽くしてしまう。蛇は卵は食べるが鶏にはけっして害を与えないという。鶏を殺してしまっては、卵を食べられなくなることを知っているからだ。葉芽を食べなければ、また、葉が出てくるので、食べる葉がなくなることはあるまいに、青虫は馬鹿か。青虫をピンセットでつばむと糸を引くものがある、蛹になる準備を始めているのだろう。青虫の状態は短いので、他の青虫のことなど知ったことかという自分本位の性格なのかもしれない。青虫、菜虫がなぜ秋の季語なんだろう。我が家では今が盛りである。生ジュースには穴だらけの葉でも問題ない。