ザリガニや昔懐かし旨し味
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小学生のころ、赤貧の我が家の主な蛋白源は近くの川で捕ったザリガニ、どじょう、うなぎ、なまず、フナなどであった。ザリガニは別名アメリカザリガニと呼ばれており、アメリカから持ち込まれた種が日本ザリガニを凌駕し、アメリカザリガニが一般的になった。茹でて、しっぽの部分を剥き、丸くなった尾肉だけを食した。バケツ一杯のザリガニから得られる尾肉でも、僅か皿いっぱい程度だったことを覚えている。スルメやカエル(皮を剥いた足部)を餌にして、簡単に釣ることもできた。本場アメリカのザリガニの味を堪能あれ。(写真はアメリカ滞在中の次女より)