しゅき
晩秋の小町通りや珍酒器を買う
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紅葉狩りで、久しぶりに鎌倉を訪れる。いつも寄る大船駅構内の立ち喰い鮨店がなくなったため、昼食をとりそこない、鎌倉駅に降りてすぐ、小町通り入り口にある食堂(仕立屋)に入る。なにはともあれ酒を注文。すると思わず唸った酒器にて供された。一升瓶から徳利に注ぐと、下に置かれたおちょこにこぼれる。こぼれた分がおまけだという。ちょっと、得した気分になる。どこで売っているのかと問うと、当店でお分けしていますというので、酒友達の分と自分の分、2セットを買い求めた。酒のお代わりをしたためか、ほろ酔い気分で、通りに戻る。道いっぱいに人があふれる程の賑わいだ。
(勝爺)