鶏頭花牛尾ならじと熱く咲く
「鶏頭牛尾」?「鶏口牛後」?
両方とも正しいですが、もともとは、「寧為鶏口無為牛後」(寧ろ鶏口と為るも牛後と為る無かれ)。
出典は「史記-蘇秦伝」。昔、中国の戦国時代、秦、楚、斉、燕、韓、魏、趙の7つの強国が覇を争っていた時代、最強国の秦王に他の六国と同盟を結ぶ連衡策を説いて採用されなかった蘇秦が、燕へ行き、燕王らに今度は連衡策とは反対の合従策(六国が連合して秦と対決する策)を説いたときの言葉。
これが日本に伝わり、口や後ろよりもっとわかり易く「鶏頭牛尾」といわれることも多い。したがって「鶏頭牛尾」も日本のことわざとしては間違いではない。ただし「鶏頭と為るも牛尾と為る無かれ」とは言いません。そのように書き下し文で言う場合はあくまで出典どおり「鶏口と為るも牛後と為る無かれ」としないといけません。(//oshiete.goo.ne.jp/qa/1901882.html) (勝爺)