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吉原

吉原や昼カラ集う春の宴

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東海道の旅、今回は吉原宿だ。とはゆえ、昔の吉原宿は洪水や火災にあい、その名残はとどめていない。製紙の町、吉原は間近に富士の雄姿が見える絶好の場所であるが、東名を車で通ると、異臭に閉口したものだ。住民はその匂いだけには麻痺するようだ。往時はにぎわっていた街だったし、現在でも、大手企業があるためか、沼津よりも飲み屋の数は多いようだ。今はほとんど気にならない程度の臭いだ。予約していたホテルの最寄駅を間違って乗り越し、次の本吉原で下車。駅前のお好み焼き屋に入る。81歳の女将と意気投合、ひとしきり彼女の昔話を聞いた後、昼間からやっているという彼女の友達のカラオケスナックへ一緒に行く。スナックと聞いていたが、店はラーメン屋だ。でも、カラオケもあり、数人の先客が昼間から盛り上がっている。厨房にいた旦那はほどなく奥に引っ込み、おかみさんが忙しく采配している。お客の一人が、焼き肉屋に行ってくると出かけ、ほどなく、チジミや韓国のりなど土産に、戻ってくるかと思えは、パチンコ帰りだという男性客が、スナック菓子類をたくさん持ち込んで、お客に配る。いつもは、4時に帰るという泥酔した老婆は今日は1時間延長だと怪気炎をあげる。見ると、彼女の前には空の缶ハイボールが6個もある。いちげんの旅人にもかかわらず、地元の人は、温かく溶け込ませてくれる。やはり往時の宿場町の人情が残っているのかもしれない。それにしても、吉原の人々は昼間から飲んで、食べて、歌って、若くて元気だ。投宿後、日が暮れてから、再度、同店に戻って、最後に食べたラーメンはおいしかった。やはり、ラーメン屋なのだった。その時、分かったことだが、昼間厨房にいた人は、おかみさんの旦那で、皿洗いを手伝っていただけで、本職は宮大工(現在はリタイアしている)だという。宿に帰る途中にあったバーに寄る。他にお客はいなかたが本格的なバーであり、1本の赤いバラをさした花瓶がおいてある豪華なカウンターで、真空管式アンプから流れるバッハを聞きながら家人の誕生日を祝うカクテルを作ってもらった。