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長野~群馬を車で旅したが、どこでも、稲架け(ハザカケ)風景が見られた。最近は、コンバインで、稲刈りした時に、脱穀して、稲藁(わら)を粉砕し、そのまま、田んぼに蒔いて、堆肥化する例が多いと思っていたのに、稲架け事例が多かったのは何故か?
稲架けは、人手と労力がかかるので、コストは上がるが、自然乾燥なので、出来た米は美味い。自家用米の多くは、昔ながらの、この方法で乾燥させると聞いている。
稲架けた状態で、老人が、雑草を抜いている。稲刈り前に畑に入って雑草を抜くよりも効率がいいようだ。あるいは、抜き残った雑草をさらに、丁寧に抜いているのか。かたわらには、稗(ヒエ)などの雑草が、たくさん捨ててあったので、最後に抜く方が効率的なようだ。
稲架けのバックに、ピラミッドのように大きなドームが見えている。長野オリンピック記念アリーナ「エムウェーブ」だ。アイススケートリンクではあるが、他のスポーツや見本市会場など多目的に使われている。それにしても、巨大な建造物だ。維持費も大変だろう。
(2012-10-11)