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3−5(画賛)+4−1(狂歌から知識)

青字:生徒(勝爺)
茶字:先生(青村豆十郎)

3−5(画賛)+4−1(狂歌から知識)の課題

やっと温かくなり、畑作業で1日が過ぎてしまう今日この頃です。

1.岡本太郎さんが創りそうな狂歌、言わせたら面白い狂歌を考えてください。

まっすぐに 損得なしで 行動す 爆発続く おかもとたろう

・岡本太郎名言集>>>//matome.naver.jp/odai/2126138407008977101

<添削>

大変によく出来ています。「おかもとたろう」が七字でそのまま使える事に着目したのも素晴らしいです。
リズムもよく、意味も通されています。

2.あなたが経験したことのある職業の専門用語を用いた狂歌をつくってください。
(その専門用語について簡単に説明してください)

わが国の くるま修理の 始まりは 塗師屋(ぬしや)銅壺屋(どうこや) 職人の技

・若い頃、鈑金塗装新聞という自動車修理の重要な一分野を担う業界向けに業界新聞を発行していましたが、経営能力の欠如で、26年ほどで、廃刊しました。この業界は小さいながらも、日本の自動車産業の草分け的な存在で、長い間、下請け体制が主体でしたが、今では、専門の国家資格整備士(自動車車体整備士)制度も生まれ、業界自体も日の目をみてそれなりに発展しています。小生が一時期人生をかけた努力も少しは報われたかと思っていますし、同業界のおかげで飯が食え、子供達も養育できたと感謝しています。老境に入り、何もできませんが、少しでもお役に立てたらという思いで、自動車修理業界向けに小さな専門書店をネットに開いています。

・塗師屋(ぬしや)とは漆塗りの職人にて、その昔、馬車を漆で塗っていた職人が、自動車(初期の自動車の車体の大部分は木製であった)の外装を塗装した。銅壺(どうこ)屋とは、銅版で作った湯沸し道具。囲炉裏の銅枠なども作る技術を持って、初期の自動車の損傷を当て盤とハンマーで修理した。銅壺(どうこ)屋という言葉はいまでは言われなくなったが、塗師屋(ぬしや)は、現在でも、古い自動車塗装職人ならわかる。本田技研工業の創業は鈑金塗装の町工場だった。イタリアで鈑金塗装工場のことをカロッツェリアというが、スーパーカーを作っている工場もまた、カロッツェリアと呼ばれる。今でも手工具、手作業が重要視されている貴重な業界であり、事故損壊車を復元修理できる技術があるのだからキャンピングカーや移動販売者などオリジナルな車を手作りすることも可能な、おもしろい業界だ。

<添削>

こちらも、同様に巧く詠めています。第一句、第二句が「の」で終わり、第三句、第四句、第五句と母音が揃い、それが姿(リズム)を良くしています。

狂歌は高度な技巧か諧謔の笑いが必須と考える向きもありますが、そうではありません。今回のように「率直な詠み」が狂歌の本来の姿です。

さて、車と言えば回転ということで、回文狂歌を返しましょう。

車出来 塗師屋や高度 仕事美と 互し銅壺屋や 死ぬ気で丸く(くるまでき ぬしややこうど しごとびと ごしどうこやや しぬきでまるく)

※すごい!おみごと!

______________________
4-2の課題

1,次に挙げた二つの狂歌を比べて優劣を付け、その理由も述べてください。

世の中の光り当たらぬ我が身には 公会堂は頼みの綱場
(綱場とは緞帳や照明、吊り物を上げ下げする機構です)

黒幕はじょうしきまくの陰なれど 前に前にと出ばるドン帳
(「黒幕」は舞台の後方にある黒い幕でありやがて裏で糸引く悪い奴などを指す。「常識」と「定式幕(じょうしきまく 歌舞伎等で使う引き幕)」を掛詞に、「首領(ドン)」と「緞帳(どんちょう)」を引き出す。ちなみに緞帳は舞台の最前面にあるのが通例。)

2,初夏と車(自動車)を組み合わせたテーマで狂歌を一首つくってください。
kyoka320-40

 


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